Windows NT 3.51をインストールするお話
初投稿です。
先日ヤフオクで面白いものを購入したので、インストールしていきたいと思います。
何を買ったんですか
Windows NT Server 3.51です。詳しくはWikipediaでも読んどいてください。 現在のWindows 10はこのWindows NT系列で、名前の通りNT 10.0に当たります。
「じゃあNTじゃないWindowsもあるの?」
こう考える方(そもそもそんな人はこれを読まない)のために書いておくと、あの悪名高いWindows Meに代表される、MS-DOSを拡張したWindows 9x系があります。
いつかこの話についてちょっと書こうかな。
インストール準備編
というわけで仮想PC(VMWare)にNT3.51をインストールしていきます。
設定はこんな感じ。
・RAM:256MB
・HDD:1GB(SCSI)
・NIC:ホストオンリー
・FD, CD
満を持して起動!と行きたいところですが、25年前のOSです。CDブートなんてことは当然できません。というわけで、こいつの力を借りたいと思います。
仮想フロッピーディスクを作って....
コントロールパネル→アプリケーションの(ry→起動ディスクって進んで.....
完成!!
Windows98があればMS-DOSの環境が手に入るんです、9x系はMS-DOSを拡張しているので。しかもこれスゴいのが、起動時にCDドライバを自動的に組み込んでくれるんですよ。AUTOEXEC.BATやらCONFIG.SYSやらをイジらなくていいのは楽ですね。
いざインストール!
それでは早速完成したディスクをVMWare上の仮想PCにマウントして起動していきます。
もちろんCD-ROMサポートを有効にして起動します。
起動した後はこんな感じです。コマンドプロンプトみたいな画面が出てきましたね。
「Cドライブが読めねぇよ!」って感じで怒られているので、ディスクのパーティション割りとフォーマットをしていきます。
起動ディスク1に入れ替えて、 A:\> fdisk
。
あとはEnter連打でOK。
これでパーティションが作成されました。Escを押したらCtrl+Alt+Delで再起動します。
再起動が終わったら、A:\>format C:
でフォーマットです。「データ消えるよ?」って言われるけど何も入ってないのでヨシ!(y)
ボリュームラベルは何でもいいです。
で、フォーマットが完了。
ついでに、空のフロッピーディスクを4枚フォーマットしておきます。FORMAT.EXEが98のフロッピーに入ってるから、一旦シャットダウンして設定からフロッピードライブを追加しないとできないかも。まぁ上手くやってくれ。(VBoxなら最初からFAT12フォーマットした状態で作成できるぞ!!)
今回はEドライブにCDが割り当てられているので、A:\> E:
でEドライブに移動したら、E:\> i386\winnt /T:C
を叩き込みます。
青い画面が出ました、BSoDですかね(すっとぼけ)
パスの入力は E:\i386
って入力すればOKです。さすがにMIPSとかPowerPC、Alphaを使ってる人なんていないよね...?
「フロッピーディスクを4枚用意しろ」って言われるので言われた通りにしましょう。あとは挿し替え挿し替えを繰り返していきます。(これ実機だったら面白いんだろうなぁ、時間かかりそうだけど。)
フロッピーが完成したらCDデータのコピーが始まります。
ISOイメージに落とし込んでるのに結構時間がかかってしまうのは何故?調べてみましたがわかりませんでした!
コピーが終わりました。さっき作ったフロッピー(No.1)を突っ込んで再起動していきます。
再起動が終わったら、作ったフロッピーを番号順に入れるように指示されます。おとなしく従いましょう。
想定外
ここで悲しいお知らせがあります。
この画面でフリーズしやがりました。
しゃーない、諦めるか。
どうしようか考えた結果がこれ。VirtualBoxはVMDK形式の仮想ディスクに対応してるっぽいのでワンチャン狙っていきます。
フロッピーを突っ込んで起動。Disk2, 3と挿し替えて......
キタキタキタ北千住!!!!
やっぱVirtualBoxしか勝たん(JK)。ちなみにVBoxのほうで最初からやり直してみたら「このファイルが足りないよ~ん」ってエラーが多発して使い物にならなかった。なんでだろ。
まぁいいや、Enterで続行。
続・セットアップ
ぼくはパソコンがよくわからないので、カスタムセットアップはできません。Enter。
これもEnter。
USキーボードを使っているのでSpace。JISキーボード民は全角/半角です。Dvorakとか親指シフトな人はS。そんな人いないよね?
しれっとパーティションを512MBに縮小しています。
再起動後に「セットアップファイルが見つからないよ!」って怒られる場合は1GBより小さいパーティションを切って、そこにインストールしてあげるといいらしい。(ここでかなりの時間ハマりました。)
書いてて思ったんだけど、これNT3.51がFAT32を認識できないのが原因っぽい。FAT16でフォーマットしたら多分うまくいくと思う。
せっかくだから、俺はこのNTFSを選ぶぜ!!
インストール先はお好みで。今回はC:¥WINNT
に突っ込みます。
「コピー中」の文字とともにプログレスバーがにゅ~~~っと伸びていきます。(速すぎてスクショできなかったので画像はないです。)
終わりました。Enterで再起動していきます。フロッピーは抜いておきましょう。
再起動が終わったら、GUIが表示されます。Windowsらしくなってきた。
名前を入力してEnter。確認ウィンドウが出たら「続行」をクリックします。
ライセンスキーとかそういうのはないらしい。同時接続数を0にしたら「いろんなサービス無効化されるよ」って言われたので、ライセンスマネージャを使います。
続行すると「ライセンス事項に同意しろ!」って言われるので同意します。
諸々の設定を済ませていきます。この辺は人によって選択する項目が変わってくると思うので詳細は省略します。
管理者パスワードとかスワッピングファイルとか。時刻の設定もここでやっていきます。
VGAドライバは後で適用します。とりあえずは16色のきったねぇ画面で我慢。
せっかくなので作っておきましょう。1TBに比べたら1.44MBってあってないようなものだし。
おつかれさまでした。後は再起動して.......
さっき設定したパスワードでログオンして.......
テテーン!!!(幻聴)
サウンドドライバがないためTADA.WAVは聞こえません。
ひとまず、これにてインストールは終了です。
まとめ
95以前のWindowsってなかなかイイものですね、これが初めてなんですけど。
「閉じる」ボタンがないとか、最小化したものがデスクトップに並んでいく感じとかがなかなか新鮮です。
GUIもまだ補助的でコピペするにもパスを打ち込まなきゃいけないのが結構アレですが、それも多分レトロなOSの楽しみ方なんだろうなぁとか思ってます。僕はWindows2000と同期なので。
また近いうちに、こいつにサウンドドライバとかVGAドライバとかを当てていく話をしようかな。
ではまたいつか。